日本サッカー

ウィークエンド

　この週末は、サッカー行事が目白押しです。
明日９日には、アジア最終予選の組み合わせが決まります。
日本はどこと一緒の組になるか注目です。
出来れば、サウジ、ウズベキスタン、北朝鮮が一番良い組み合わせではないでしょうか。
北朝鮮はむずかしい試合になるでしょうが、中東に行く事を考えたら、距離的に調整がしやすい。
　１２日には、昼3時からアビスパとレイソルの入れ替え戦。
第1戦をレイソルが2-0で勝利したため、アビスパは前半から、点を取りに行くでしょう。
早い時間でアビスパが1点取ったら、わからなくなりそうです。
　そして夜7時からは世界クラブ選手権トヨタカップがあります。
この試合で注目してほしいのは、ポルトのルイスファビアーノ。
センタリングからのシュートに光るものがあります。
トヨタカップはこれで最後となるので、きっとすばらしい試合になるでしょう。

川口

川口能活選手が磐田に加入するようです。
ヨーロッパに活躍の場を求めたものの、思うように出番に恵まれず、それでも自分を厳しい環境に置くためにヨーロッパにこだわりつづけてきました。
松永を押しのけ、マリノスで優勝してから、もう何年経つでしょう。
高校選手権での準決勝で、城率いる鹿児島実業をPK戦の末に倒したシーンと当時の川口フィーバーが思い出されます。
磐田でも、欧州での経験を出し、是非活躍してほしいものです。

チャンピオンシップ第一戦

チャンピオンシップ第一戦が行われ、マリノスが１-０で勝ちました。
この試合ゴールを決めたのは２年前にレッズを解雇された河合選手。
しびれました。
「サッカーには必ず復讐のときが来る。それまで努力をするだけだ。」
そう言ったのは、アルゼンチン代表フォワードだったカニーヒャです。
イタリアからアルゼンチンのクラブに戻った彼は、監督から完全に戦力外扱いされ、練習はなんとユース選手と一緒。
元代表選手がユース選手と一緒に練習している事実は、心無いマスコミの脚光の取材対象になりました。
しかし、ユースでの練習を終え練習場をあとにするカニーヒャはいつも、「与えられた場所で全力を尽くすだけ」と取材にもしっかりと答えていました。
内心はかなり迫るものがあったでしょう。
しかし、その後彼は、決して腐らず、監督の交代とともにトップチームに昇格、さらにそこでの活躍が認められ、再びアルゼンチン代表に選ばれたのでした。
スコットランドリーグでプレーしたずっと後のことで、彼はすでに３０才をとうに過ぎていました。

「サッカーには必ず復讐のときが来る。それまで努力をするだけだ。」
今日は、河合選手に敬意を表したいと思います。

新潟震災試合

新潟で震災の方々を励ます試合が行われます。
カズ、ゴンのツートップが久しぶりに見れそうです。
他にも、名波、服部、山口、秋田、奈良橋等、日本を支えてきたメンバーも出場します。
大黒選手や、阿部選手、村井選手などの若手にも期待しています。

若手もベテランも、今日の試合はただのチャリティー試合とは考えてないでしょう。
ワールドカップ予選をにらんだ、最後のアピールとも言えるかもしれません。
今日の試合でアピールすることで、現在の代表メンバーに怪我人などが出た場合には、今日アピールしておくことで、ジーコの頭の片隅に入ることも可能でしょう。

チャリティーとは言えど、真剣マッチ。
リーグ戦が終了して間もないため、コンディションも悪くありません。
逆に、リーグのことを考える必要がないため、実に見ごたえのあるアピールの出来る試合になることが予想できます。
僕としては、森岡選手に期待しています。

トヨタカップ

トヨタカップが近づいてきました。
南米チャンピオンのオンセカルダスも今日福島のＪヴィレッジに到着するようです。
サンパウロ、サントスなどブラジルの強豪が敗れる中、決勝戦で前回優勝のテベスのいるボカジュニア－ズを破り、出場を決めてきました。
これに対し、欧州代表のポルトは、モーリーニョ監督にデコをはじめとする主力が放出されたものの、補強によりサンパウロのルイスファビア－ノ、サントスからはジエゴという逸材を獲得しました。
ルイスファビアーノは、ロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョの影に隠れているものの、最近はブラジル代表にも名を連ね、ブラジルが優勝したコパアメリカのウルグアイ戦では、右クロスからのセンタリングを胸でトラップし、鮮烈なシュートを決めました。ジエゴも同じようにコパアメリカではボランチという新たらしいポジションに挑戦し、レナトとともに新戦力として新境地を開拓した若手となりました。
実はジエゴ（サントス）もルイスファビア－ノ（サンパウロ）もこの南米予選に出場しており、オンセカルダスとは因縁があります。
今回でトヨタカップは終了しますが、まさにコロンビア対ブラジルのリベンジとも言えそうです。

バロンドール

今年の欧州最優秀選手「バロンドール」の候補者50人が発表され、さらに3人に絞られました。
ロナウジーニョ、シェフチェンコ、アンリの3人です。
いずれも前線で得点に絡む選手で、ロナウジーニョは前シーズンのバルセロナでの快進撃を支えた活躍、シェフチェンコはミランで数シーズンに渡りコンスタントに得点を重ねた結果が評価されてきたのでしょう。アンリも同じようにアーセナルの国内リーグ無敗優勝記録に貢献しました。
ここに名前の挙がってない選手としては、ポルトで欧州チャンピオンになり、ユーロ２００４でも準優勝したデコ、ユーロ2004優勝のギリシャを率いたザゴラキスなどがいましたが、いずれも個人での活躍が評価されず、最終ノミネートまでは行きませんでした。
最終ノミネート3人の中では、国内リーグで優勝したシェフチェンコ、アンリが優位ではないでしょうか。ロナウジーニョも活躍しましたが、残念ながらバルセロナは2位でした。
シェフチェンコとアンリの優劣ポイントとしては、アンリのアーセナルがチャンピオンズリーグで早々と姿を消したのに対し、ミランは準決勝まで残りました。逆にアーセナルはプレミアリーグを無敗で優勝しています。
予想が難しい状態で、発表まで待つ事にしましょう。
もちろんロナウジーニョもバルセロナで現在首位。十分チャンスがあります。

チャンピオンシップ

チャンピオンシップがいよいよ今週日曜日から始まります。
マリノス対レッズ。
　マリノスはケガ人が多く、チーム編成もままならない状況です。
これに対しレッズはセカンドステージの勢いそのままにエメルソンを衷心とした速攻トゥーリオを中心とした３バック。
こう考えると、レッズ有利のように見えます。
　しかし、岡田監督は１９９８年ワールドカップ予選でも瀕死のチームを立ち直らせ、土壇場でワールドカップまで導いた経験があります。
日本人で唯一ワールドカップを経験した監督です。
なんとかチャンピオンシップを戦う状況まで持ってくるでしょう。
　初戦を引き分けなら、マリノス。レッズが勝つようならそのままレッズの優勝ではないでしょうか。

戦力外通告

戦力外通告の発表が各チームで発表され始めました。
全く試合に出てない選手から、去年入ったばかりの高卒選手、さらにはシーズンほとんどの試合に出場した選手まで様々です。
僕個人の考えとしては、高卒選手は獲得した以上、最低２年くらいは見てほしい。この年代はたった数ヶ月で驚くほどの成長を見せる場合もあります。
シーズンほとんどの試合に出ていながら戦力外というのも選手にしてみれば、非常に不可解です。
戦力外ではありませんが、この同時期に引退する選手も発表されます。
これは、戦力外だけど、チームが選手に配慮して現役を引退すると言う選手には、戦力外ではなく「引退」という発表に変えるためだと思われます。
おそらく長年チームに貢献してきた選手に対する、チーム側の最低限の配慮なのでしょう。

トルシエ

トルシエがマルセイユの監督に就任する事になりました。
ヴィッセルの監督就任寸前までいったのですが、急遽フランスへ。
これでヴィッセルの監督選びは白紙の状態に。
リストアップしてる名前にはどんな名前があるのでしょうか？
日本人ではS級ライセンス取得者に限定されるため、ある程度予想がつきます。
知名度から行けば、松木、ラモスあたりもあるかもしれません。もしくは、オフト、オシム監督なんかも頭の中にあるはずです。
あの社長の事ですから、びっくりさせてもらう事に期待しましょう。

J1昇格争い

J1昇格争いは、アビスパがアウェイでモンテディオ山形を倒し、レイソルとの入れ替え戦に臨みます。
アビスパは、入れ替え戦には強い印象があります。
しかし、レイソルには山下と言う元アビスパのエースがいます。
現アビスパのエースは、彗星のように現れた、有光亮太選手。
イタリアのアマチュアチームで住み込みで働きながらサッカーを続けてきた異色の経歴の持ち主です。
これに対して山下選手は、一次は日本代表候補にも選ばれましたが、今はレイソルでも控えの状況です。
しかし、モチベーションを挙げるために「冬のソナタ」の曲を使ったりする早野監督の事ですから、ひょっとするとメンバーにいれてくるかもしれません。
これは、入れ替え戦の注目すべき点でしょう。